雨どいの修理
板金屋の仕事の基本。
雨どいの取り付け。
軒樋にしろ、竪樋にしろ今は
既製品を取り付けるだけですが、
僕の祖父が創業したころは
職人が一枚の鉄板から
切ったり、曲げたり、ハンダ付けしたり
手作りで仕上げていたわけです。
それこそ、まさしく
【職人】の技だったんですね。
現在は
こんな風になってしまった樋も
全て撤去して
金具を着けて
軒樋を乗せて
竪樋用の金具(通称:でんでん)も
更新して
ちょっとわかりにくいですが
竪樋を着けて工事完了。
今回は全長が5メートルくらいしかないので
工事にかかる時間は1時間ほど。
1時間でできるのは、我々の経験値が
モノを言っているので決して、楽で簡単ってわけでは
ありません。
こうゆう職人系に限らず、
デザインやコンサルの分野なんかでも
そうだと思うんですが、
【時間がかかってないから、価格を下げてくれよ】
みたいな要望をもらう事が
あります。
でも、それって、本当に大きな間違いで。
短時間で工事なり、仕事を完了できるように
なるには、それまで膨大な時間がかかっているわけです。
そのかかった時間と努力に対するリスペクト
をしっかり持って欲しいと思います。
僕らの仕事で言えば、これにプラスして
移動時間や加工の時間なんかも加味される
場合がよくありますので。
僕らは、30メートルや50メートルの
工場用の樋の交換なんかもしますが、
こうゆう小さな工事もどんどん
承りますよ。